PISTACHIO TIRAMISU
コラム『味と技』第65回

ピスタチオのクリームを飾る副料理長・露詰まみ
監修/副料理長・露詰まみ
写真・文/ライター 織田城司
Food Direction by Mami Tsuyuzume
Photo・Text by George Oda

ピスタチオのティラミス
メニューについて

ミキサーで混ぜるクリームの食材
◆新緑の季節に美味しいグリーンのお菓子
ピスタチオグリーンという色の名があるように、色が美味しさのアイコンになっているナッツ、ピスタチオ。
イタリアでも親しまれているナッツで、アイスクリームに混ぜたものも人気メニューです。
そんなピスタチオを使ってクリームをつくり、ティラミスに仕立てました。
ピスタチオ独特の、ベージュっぽい黄緑色のケーキは、新緑の季節により美味しく感じます。
調理
ピスタチオのクリームをつくる

ミキサーにクリームの食材を入れる

クリームの食材をミキサーで混ぜる

ボウルにピスタチオペーストを入れる。粘性が硬いため、ミキサーで混ぜた柔らかいクリームと手動で混ぜる

ピスタチオのペーストは、イタリアのBABBI社製。同社はイタリア北部エミリア・ロマーニャ州で1952年にジェラート用コーンのメーカーとして創業。現在はスイーツや製菓材料も手がける

ミキサーで混ぜたクリームと、ピスタチオペーストを手動で混ぜ合わせる

出来上がったピスタチオのクリーム
ビスケットを焼く

ボウルで混ぜ合わせたビスケットの生地を絞り袋に入れる

ビスケットの生地の食材
クリームと交互に重ねるビスケットを焼きます。
ビスケットは、英語でフィンガービスケットと呼ばれる細長いタイプです。
イタリア語では「ビスコッティ・サヴォイアルディ」。イタリアの名家、サヴォイア家で親しまれたことが由来です。

ビスケットの生地をオーブンの天板の上に絞る

オーブンで焼き上がったビスケット
ティラミスを組み立てる

牛乳にアマレットを入れ、香りをつける

アマレットはビターアーモンドとバニラビーンズから抽出したエッセンスを使用したイタリアン・リキュール。1525年に創業した「ディサローノ」社のものを使用

ビスケットをアマレット入り牛乳に浸し、絞る

アマレット入り牛乳に浸したビスケットをバットの底に並べる

ビスケットの上にピスタチオクリームをのせる

ゴムベラでピスタチオクリームを敷き詰める

2階層目のビスケットを並べる

2階層目のピスタチオクリームを敷き詰める

頂上にドーム状突起を装飾する

完成した装飾
仕上げのトッピング

トッピングに使う食材

チョコレートとピスタチオペーストを溶かして混ぜ、刷毛で装飾

アクションペインティング風のチョコレートの装飾

カットしたピスタチオをふりかけて出来上がり
お召し上がり

ピスタチオのティラミス
◆香ばしく、そして爽やか
ピスタチオグリーンのケーキは、見るからに香ばしくて美味しそう。
よく見ると、本物のピスタチオもトッピングされ、うれしさが増します。
チョコレートのトッピングも、ナッツ系の親戚として、ピスタチオを引き立てます。

ピスタチオのティラミス
クリームとともにいただくピスタチオは、香ばしさや甘み、コクを幅広く感じます。
後味は爽やかで、色の印象とともに記憶に残ります。

ピスタチオのティラミス
今宵も、「ラ・ビスボッチャ」のディナーで、
素敵なひとときを、お過ごしくさい。
