RECOMMENDED SEASONAL MENU AUGUST 2022
コラム『味と技』第114回
夏を爽やかに
8月は、夏に美味しくなる食材を集め、爽やかな味で仕立てたメニューを13品おすすめします。
監修/料理長・井上裕基
写真・文/ライター 織田城司
Supervised by Yuuki Inoue
Photo・Text by George Oda
⚫︎前菜
1.ブラータチーズとシャインマスカット・巨峰のサラダ

ブラータチーズとシャインマスカット・巨峰のサラダ
メニューについて
ブラータチーズのサラダで味わう、季節の食材シリーズです。
8月の一品目は、ブドウを2種合わせておすすめします。

メニュー提案 撮影調理 料理人・横田達也

ブラータチーズは、イタリア南部プーリア州のチーズ職人が、アメリカ・カリフォルニア州でつくる「ディ・ステファノ」社製を使用。放牧牛のミルクを使い、とろりとした食感で、ミルキーな風味と甘み、旨みが濃厚

シャインマスカットは山梨県産を使用

巨峰は山梨県産を使用
お召し上がり

ブラータチーズとシャインマスカット・巨峰のサラダ
◆フルーティな香りと甘みを贅沢に
どちらのブドウも果肉がジューシーで、フルーティな香りが強く、思わず夏の暑さを忘れます。
シャインマスカットはパリッとした歯ごたえが心地よく、甘みは爽やか。巨峰はブドウらしい甘酸っぱい果実味が濃厚。
2種を贅沢に食べ比べる味わいは飽きがなく、ブラータチーズのミルキーな風味が美味しさを引き立てます。

ブラータチーズとシャインマスカット・巨峰のサラダ

ブラータチーズとシャインマスカット・巨峰のサラダ

ラ・ビスボッチャ店内
2.ブラータチーズと白桃のサラダ

ブラータチーズと白桃のサラダ
メニューについて
ブラータチーズのサラダで味わう、季節の食材シリーズです。
8月の二品目は、白桃を合わせておすすめします。

メニュー提案 撮影調理 料理人・横田達也

白桃は山形県産を使用
お召し上がり

ブラータチーズと白桃のサラダ
◆甘くとろける果肉
熟した白桃は、フルーティな香りや甘みの美味しさはもちろん、とろける果肉と濃い果汁の質感が、ブラータチーズと相性抜群です。
渾然一体になる美味しさをお楽しみください。

ブラータチーズと白桃のサラダ

ブラータチーズと白桃のサラダ

ラ・ビスボッチャ店内
3.イチジクとブラータチーズのサラダ 桃のドレッシング

イチジクとブラータチーズのサラダ 桃のドレッシング
メニューについて
イチジクの美味しさを野菜感覚で味わう新鮮なサラダです。
合わせる桃のドレッシングやヴィンコットがイチジクの甘みを広げ、夏の食欲を刺激します。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・水谷結
◆桃のドレッシングをつくる

桃のドレッシングは、桃のジュースと白ワイン酢、エキストラヴァージン・オリーブオイル、塩、黒コショウをボウルのなかで混ぜてつくる

桃のジュースは、イタリアの桃の特産地、シチリア島のレオンフォルテ産の桃の果汁を75%使用したもの。同地で1950年代に創業した「アグリラーぺ」社の白桃味を使用

白ワイン酢は、酢の特産地、イタリア北部エミリア・ロマーニャ州モデナ県で、1891年に創業した老舗メーカー「アドリアーノ・グロソリ」社の「グロソリ・リゼルヴァ」ブランドを使用。ワインを木樽でゆっくり酢酸発酵させる伝統的な製法を用い、発酵後も木樽でじっくり熟成させたリゼルヴァタイプ。豊かな香りと、まろやかな味わいがある
◆仕上げる

イチジクの皮をむき、食べやすい大きさにカットする

イチジクは愛知県産を使用

皿にルッコラを広げ、その上にイチジクとブラータチーズを盛り付ける

桃のドレッシングを振りかける

ヴィンコットとピンクペッパーを振りかけて仕上げる

ヴィンコットは、ブドウからつくる天然甘味料。イタリア南部プーリア州で1825年に創業したカロジューリ社製。ブドウ圧縮汁にブドウ酢を加えたビネガータイプのシリーズのなかで、イチジクの果肉加えてフルーティに仕上げたイチジク・ヴィンコットを使用
お召し上がり

イチジクとブラータチーズのサラダ 桃のドレッシング
◆自然の甘みをたっぷり味わう
イチジクの上品な甘み、桃のドレッシングの爽やかな甘み、ブラータチーズのミルキーな甘み、イチジク・ヴィンコットの濃厚な甘み。
さまざまな自然の甘みのグラデーションをたっぷり堪能すると、ルッコラの青々しさや辛みがより美味しく感じます。ピンクペッパーのカリッとした食感とスパイシーな味がアクセントです。

イチジクとブラータチーズのサラダ 桃のドレッシング

イチジクとブラータチーズのサラダ 桃のドレッシング

ラ・ビスボッチャ店内
4.真鯛のカルパッチョ

真鯛のカルパッチョ
メニューについて
8月のカルパッチョは、真鯛をおすすめします。
爽やかな風味や、つぶつぶ感のある食材を合わせ、夏味に仕上げました。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・高部孝太

真鯛を斜めに薄くスライスする

真鯛は大分県産を使用

真鯛を皿に盛り付け、愛知県産のマイクロトマトをのせる

マイクロハーブとフィンガーライムをのせる

フィンガーライムはアメリカ産。果皮が茶色で果肉がピンクのタイプを使用

フレンチキャビアをのせ、エキストラヴァージン・オリーブオイルを振りかけて仕上げる

フレンチキャビアは、フランスのブルターニュ地方で養殖されたニジマスの卵に、アンチョビエッセンスとレモン汁、塩、砂糖を混ぜせたものを使用
お召し上がり

真鯛のカルパッチョ
◆爽やかな薬味で楽しむ
薬味の役割をするマイクロトマトやフレンチキャビア、フィンガーライムはプチプチした食感を楽しみ、マイクロハーブはシャキシャキした食感を楽しみます。
薬味の爽やかな味わいが、オリーブオイルとなじんだ真鯛のフレッシュな旨みを引き立てます。

真鯛のカルパッチョ

真鯛のカルパッチョ

ラ・ビスボッチャ店内
5.メヒカリとヤングコーンのフリット

メヒカリとヤングコーンのフリット
メニューについて
8月のフリットは、メヒカリとヤングコーンをおすすめします。
カラッと揚げ、夏の香ばしさを引き立てました。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・横田達也
◆ヤングコーンを揚げる

ヤングコーンは北海道産を使用

ヤングコーンを揚げる衣をつくる。薄力粉、卵、ビール、塩を混ぜ合わせる

ビールは、1859年にイタリア北部フリウリ・ベネツィア・ジューリア州で創業したモレッティ社製。イタリアのビールメーカーとしては最古参で、1942年から髭の紳士をラベルにレイアウトしている。シリーズのなかのピルスナータイプ330ml瓶詰めを使用

ヤングコーンに衣をつける

ヤングコーンをサラダ油で揚げる
◆メヒカリを揚げる

メヒカリは愛知県産を使用

氷水を用意する

メヒカリを氷水にくぐらせ、薄力粉のバットに入れる

メヒカリ全体に薄力粉をつける

薄力粉をつけたメヒカリを再度氷水に入れ、水分を含ませる

メヒカリをフライヤーに入れて揚げる。衣が水分をたくさん含んでいるため、大量の泡が出て、軽やかに揚がる

揚げたメヒカリとヤングコーンの余分な油を切り、塩を振って仕上げる
お召し上がり

メヒカリとヤングコーンのフリット
◆きわだつ旨みと甘み
メヒカリの特徴である、脂ののった白身は、揚げることで、とろける柔らかさになり、旨みもきわだちます。
ヤングコーンは黄色い実の甘みがきわだちます。

メヒカリとヤングコーンのフリット

メヒカリとヤングコーンのフリット

ラ・ビスボッチャ店内
⚫︎パスタ&リゾット
6.ウニの冷製パスタ トラパニソース

ウニの冷製パスタ トラパニソース
メニューについて
夏に美味しく感じる南イタリアの料理。
8月は、シチリア島でポピュラーなトラパニソースを冷製パスタに合わせ、ウニをトッピングしておすすめします。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・老田裕樹
◆トラパニソースをつくる

トラパニソースの食材をミキサーで混ぜる

トラパニソースに使う主な食材。左からアーモンド(イタリア産)バジル(千葉県産)ニンニク(スペイン産)フルーツトマト(静岡県産)。これらにオリーブオイルと塩を加える

アーモンドはローストして香ばしさを増してからミキサーに入れる

出来上がったトラパニソースをボウルに移し、冷やして使う
◆仕上げる

フェデリーニを茹でる。茹で時間は約7分30秒

フェデリーニは、スパゲッティーよりもやや細い麺。イタリア中部アブルッツォ州で1886年に創業した老舗「ディ・チェコ」社の直径1.4㎜のタイプを使用

ボウルに氷水を入れ、塩で味をつける

茹で上がったフェデリーニを冷やす

冷やしたフェデリーニを冷たいトラパニソースと和え、皿に盛り付け、ウニをトッピングして仕上げる

ウニは岩手県産を使用。とれたてのウニを海水に浸して保存した生タイプ。ミョウバン不使用
お召し上がり

ウニの冷製パスタ トラパニソース
◆こってりしてるのに、さっぱり
トラパニソースはアーモンドがきいてウニと一体となり、こってりとして旨みが濃厚です。一方、バジルの爽やかな香りやトマトの酸味もきいて、後味はさっぱりとしています。夏は暑くなるシチリアで、暮らしの知恵から生まれたソースの味に感心します。
冷製パスタは細麺を使うことが多いけれど、極細ではなく、やや細いフェデリーニがトラパニソースと絶妙に絡みます。

ウニの冷製パスタ トラパニソース

ウニの冷製パスタ トラパニソース

ラ・ビスボッチャ店内
7.手長エビとサマーポルチーニのパッパルデッレ

手長エビとサマーポルチーニのパッパルデッレ
メニューについて
出はじめのポルチーニ茸の美味しさを生かしたパスタです。
手長エビと幅広麺パッパルデッレを合わせ、ポルチーニ茸の味と香りをたっぷり染み込ませました。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・村澤大
◆ソースをつくる

手長エビを半分にカットする

手長エビはスコットランド産を使用

フライパンに手長エビ、オリーブオイル、ニンニクのみじん切り、赤唐辛子を入れる

フライパンを加熱し、手長エビに火を通しながらオイルに味と香りをつける

あらかじめ炒めたサマーポルチーニを加える

サマーポルチーニはイタリア産の生タイプを使用

自家製オマールエビの出汁、鶏の出汁、パスタの茹で汁を加える

煮詰めたソースは、パッパルデッレと混ぜやすくするため、手長エビを外す
◆仕上げる

パッパルデッレを茹でる。茹で時間4分

パッパルデッレは自家製の生パスタ。生地は全卵、卵黄、強力粉、セモリナ粉、オリーブオイル、塩を混ぜてつくる

茹で上がったパッパルデッレをソースのフライパンに投入

イタリアンパセリのみじん切りとエキストラヴァージン・オリーブオイルを加える

材料を混ぜ合わせ、手長エビと盛り付けて仕上げる
お召し上がり

手長エビとサマーポルチーニのパッパルデッレ
◆濃い出汁の美味しさ
イタリアでは、海と山の食材を一緒に食べるパスタがあり、山の食材の代表はきのこです。きのこは旨みがあるだけでなく、魚介類の味と香りを引き立てる効果が知られ、シーズンには多用されます。
ポルチーニ茸はプリッとした食感で、香りと旨みが濃厚です。手長エビは磯の香りが香ばしく、しっかした身は、噛むほどに旨みが出てきます。
ポルチーニ茸と手長エビから出た濃い出汁は、ソースとともにパッパルデッレに染み込み、生地の小麦粉や卵と合わさり、奥深く広がります。

手長エビとサマーポルチーニのパッパルデッレ

手長エビとサマーポルチーニのパッパルデッレ

ラ・ビスボッチャ店内
8.サマートリュフと生ハムのタヤリン

サマートリュフと生ハムのタヤリン
メニューについて
トリュフと相性がいい、卵とバターをたっぷり使ったパスタです。生ハムを細かく刻んで入れ、コクを加えています。
8月は、茶色く色づきはじめたサマートリュフの香りを楽しみます。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・村澤大
◆ソースをつくる

フライパンに無塩バター、トリュフのペースト、生ハムを入れ、加熱する

自家製野菜のダシ汁を加え、煮詰めてソースの出来上がり
◆仕上げる

パスタの茹で汁の塩加減を確認する

タヤリンを茹でる。茹で時間1分30秒

タヤリンは自家製の生パスタ。生地は卵黄、小麦粉、セモリナ粉、オリーブオイル、塩を混ぜてつくる

茹で上がったタヤリンをソースのフライパンに投入

タヤリンとソースを和え、パルメザンチーズを混ぜ、皿に盛り付ける

サマートリュフをスライスして仕上げる
お召し上がり

サマートリュフと生ハムのタヤリン
◆夏の香りを楽しむ
サマートリュフの香りは、秋や冬のトリュフと比べるとあっさり目だが、これもひとつの夏の風物と感じます。
タヤリンの卵の風味と、バターがトリュフの香りを引き立て、相性のよさを実感します。

サマートリュフと生ハムのタヤリン

サマートリュフと生ハムのタヤリン

ラ・ビスボッチャ店内
9.ヤリイカと焼きナスのリゾット

ヤリイカと焼きナスのリゾット
メニューについて
夏に美味しくなるヤリイカとナスでリゾットを仕立てました。
米に染み込んだ味わいに、夏の季節を感じて楽しみます。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・高部孝太
◆下ごしらえ

ナスは長野県産の長茄子を使用

長茄子を炭火に入れて焼く。なかの水分が沸騰し、水蒸気が噴き出る

焼き揚げた長茄子を冷やす

焼きナスの焦げた皮をむき、中身を食べやすい大きさにカットする

ヤリイカを食べやすい大きさにカットする

ヤリイカは北海道産を使用
◆リゾットをつくる

鍋にニンニクのみじん切りとオリーブオイルを入れ、加熱する

ヤリイカを入れ、炒める

白ワインを入れ、味と香りをつける

リゾット米を入れ、自家製魚の出汁を加え、煮込む

リゾット米は、煮崩れしにくいイタリア産のリゾット用品種を使用。イタリア北部ピエモンテ州の米処ヴェルチェッリ県で1935年からリゾット用の米をつくり続ける「ロンドリーノ」社のブランド米「アクエレッロ」

焼きナスを入れる。ゴムベラで実の一部をほぐし、煮汁になじませる

無塩バターを加え、味と香り、とろみをつける

エキストラヴァージン・オリーブオイルを加え、味と香り、とろみをつける

パルメザンチーズを加え、味と香り、とろみをつける

パルメザンチーズは、1877年に創業したイタリアの乳製品メーカーの老舗「アウリッキオ」社製。一年中干草のみを与えた牛の濃いミルクからつくるチーズは甘みと熟成感のバランスがよい。塊で仕入れ、自店で粉に挽く

側面の認定刻印に見られるナンバリング2042は、同社のなかでも上級クラスのグレードを表す

余熱でパルメザンチーズを溶かし、混ぜ合わせて仕上げる
お召し上がり

ヤリイカと焼きナスのリゾット
◆イカと米の相性抜群
大粒のリゾット米には、イカの香ばしい風味がしっかり染みています。和食のイカ飯のように、イカと米の相性の良さを感じるけれど、バターやチーズのコクが加わる濃さが、イタリアらしい仕上がりです。
とろとろになった焼きナスも出てくるリッチな味わいに、至福を感じます。

ヤリイカと焼きナスのリゾット

ヤリイカと焼きナスのリゾット

ラ・ビスボッチャ店内
⚫︎メイン
10.マカジキの炭火焼き 焦がしトマトソースとブラックオリーブソース

マカジキの炭火焼き 焦がしトマトソースとブラックオリーブソース
メニューについて
夏になると食べたくなる焼き魚。
8月は、マカジキを炭火で香ばしく焼き、さっぱりしたソースを2種添えておすすめします。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・老田裕樹
◆焦がしトマトソースをつくる

フルーツトマトのヘタを取り、半分にカットして炭火で焼く

ひっくり返して反対側からも焼く

焼き上げたフルーツトマトを細かくカットする

ボウルにタイムとバジルをちぎって入れる

焦がしトマトとエキストラヴァージン・オリーブオイル、塩、黒コショウを加えてソースの出来上がり
◆ブラックオリーブソースをつくる

ブラックオリーブ2種をオーブンの天板に並べる

ブラックオリーブ2種は種無しタイプ。アメリカ産(左)とイタリア産(右)を使用

オーブンの熱を低めに設定し、合計24時間ほどかけてブラックオリーブを加熱し、実の水分をとばしながら味を凝縮する

加熱したブラックオリーブをミキサーで撹拌し、オリーブオイルで濃度を調整してソースの出来上がり
◆マカジキを炭火で焼く

マカジキは和歌山県産を使用。メカジキの身が白っぽいのに対し、マカジキの身は赤いのが特徴

マカジキの皮をはがす

一人前切り出す

マカジキを炭火で焼く

炭はオガ炭を使用。製材するときにできるオガ屑を再利用し、圧縮して中空の棒状に固めて焼いた成形炭。特徴は、火付けがよく、火持ちがよく、灰が少なく、煙も少ない。形が一定しているから隙間なく積みやすい。国産木材のみを使う宮崎県の「ひむかのオガ炭」を使用

マカジキをひっくり返し、反対側からも焼き、ソース2種と盛り付けて仕上げる
お召し上がり

マカジキの炭火焼き 焦がしトマトソースとブラックオリーブソース
◆上品な旨みをさっぱりと
炭火で焼いたマカジキは、弾力に富み、しっかりした噛みごたえがあります。噛むほどに上品な旨みがじわじわ出てきて、奥深い味わいです。
焦がしトマトソースはさっぱりして、ブラックオリーブソースは濃いコクがあります。どちらもオリーブオイルがベースゆえに、互換性があり、汁気がマカジキの身に丁度よくなじみ、旨みを引き立てます。

マカジキの炭火焼き 焦がしトマトソースとブラックオリーブソース

マカジキの炭火焼き 焦がしトマトソースとブラックオリーブソース

ラ・ビスボッチャ店内
11.牛フィレ肉とじゃがいものピュレのカツレツ 生粒胡椒ソース

牛フィレ肉とじゃがいものピュレのカツレツ 生粒胡椒ソース
メニューについて
牛ヒレ肉をじゃがいものピュレとパン粉で包み、揚げ焼きにしたカツレツです。
ピリッとスパイシーな生粒胡椒のソースを合わせました。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・江川智香
◆カツレツの衣に使うじゃがいものピュレをつくる

ジャガイモの皮をむいて茹で、つぶし、加熱する。塩コショウで味をつける

ジャガイモは粘り気がある北海道産のメイクイーンを使用

無塩バターを加え、風味をつける

ボウルに黒コショウを入れる

黒コショウは生を塩蔵した柔らかいタイプを使用

黒コショウの原産地はベトナム。ブランドはエスビー食品の「粒こしょう生タイプ」

生胡椒の粒をスプーンでつぶし、細かくする。すべてつぶさないで粒のまま残すものもある

生胡椒とじゃがいものピュレを混ぜ合わせる

塩コショウで味を整える
◆牛フィレ肉を焼く

牛フィレ肉をカットし、塩コショウで下味をつける

牛フィレ肉は赤味が美味しいオーストラリア産を使用

フライパンを加熱し、オリーブオイルを広げる

牛フィレ肉に小麦粉をつけ、フライパンに投入

ひっくり返し、反対側からも焼き、旨みを封じ込める

牛フィレ肉の肉汁が残るフライパンを利用してソースをつくる。自家製鶏の出汁、自家製仔牛のブイヨン、無塩バター、生粒胡椒を入れて煮詰める
◆カツレツの衣をつける

加熱した牛フィレ肉をじゃがいものピュレで挟む

パン粉をつける

パン粉は、イタリア風の細かいパン粉の美味しさにこだわり、自家製でつくる。毎日焼いてテーブルに提供するパンのなかから、パーネトスカーナとチャバッタの2種を、さらにオーブンで焼き、水分をとばし、ミンチマシーンで細粒に挽いてブレンドする

溶き卵にくぐらせる

再度パン粉をつける
◆揚げ焼き

フライパンで無塩バターを加熱して溶かす

カツレツをフライパンに投入

溶かしバターをスプーンでカツレツにまわしがけしながら、ゆっくり揚げ焼きにする

カツレツをひっくり返す

反対側からも溶かしバターを回しがけする

フライ返しを使い、カツレツの側面にも火を通す

オーブンで表面をカリッと焼き、ソースと盛り付けて仕上げる
お召し上がり

牛フィレ肉とじゃがいものピュレのカツレツ 生粒胡椒ソース
◆モダンなアレンジの新食感
カツレツの衣は、イタリアン特有の細かいパン粉が生き、表面は薄く、カリッとした仕上がりです。パン粉とじゃがいもにはバターがたっぷり染み、美味しさと香ばしさを増しています。
じゃがいもやバターは牛フィレ肉と相性がよく、衣やソースに混ぜた胡椒も牛フィレ肉と相性がよく、生粒の柔らかさが絶妙のバランスです。
基本食材の王道の組み合わせを、モダンなアレンジで味わう、新食感をお楽しみください。

牛フィレ肉とじゃがいものピュレのカツレツ 生粒胡椒ソース

牛フィレ肉とじゃがいものピュレのカツレツ 生粒胡椒ソース
おすすめのワイン

赤ワイン「トゥリーガ」
◆エレガントでありながら厚みと複雑味もある赤ワイン
銘柄/トゥリーガ
ワイナリー/アルジオラス
生産地/イタリア南部サルディーニャ島
ぶどう種/カンノナウ85%カリニャーノ5%ボヴァーレ5%マルヴァジア・ネラ5%
生産年/2017年
香りは、熟した果実系に、ハーブやスパイスなどのニュアンスが加わります。味わいは、なめらかで果実味の凝縮感があり、タンニンは繊細です。
エレガントでありながら厚みと複雑味も兼ね備え、胡椒のきいたカツレツのボリューム感とよく合います。

赤ワイン「トゥリーガ」を「牛フィレ肉とじゃがいものピュレのカツレツ 生粒胡椒ソース」に合わせて

ラ・ビスボッチャ店内
⚫︎ドルチェ
12.レモンチーズケーキ パルミジャーノとブラックペッパーかけ

レモンチーズケーキ パルミジャーノとブラックペッパーかけ
メニューについて
夏らしく、レモン風味で仕立てたチーズケーキです。
パルミジャーノのコクとブラックペッパーのスパイスをきかせています。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・水谷結
◆レモンチーズケーキを焼く

レモンチーズケーキの生地の材料をミキサーで混ぜ合わせる

レモンチーズケーキの生地の材料。左からパルミジャーノ、塩コショウ、グラニュー糖、クリームチーズ、レモン、卵、生クリーム

型に紙を敷き、生地を入れる

レモンチーズケーキを焼き、冷やす
◆仕上げる

冷やしたレモンチーズケーキを皿に盛り付け、パルミジャーノをスライスしてトッピングする

粗く砕いた黒コショウとレモンの皮をトッピングして仕上げる
お召し上がり

レモンチーズケーキ パルミジャーノとブラックペッパーかけ
◆多彩な味を楽しむチーズケーキ
しっかりした食感のチーズケーキから、レモンの風味がふんわり香り、爽やかな印象です。
その一方で、パルミジャーノの塩気やコク、ブラックペッパーのスパイシーなアクセントもあります。
甘さや爽やかさだけでは、物足りない人に美味しく感じる、夏のドルチェです。

レモンチーズケーキ パルミジャーノとブラックペッパーかけ

レモンチーズケーキ パルミジャーノとブラックペッパーかけ

ラ・ビスボッチャ店内
13.イチジクのタルト アールグレイのクリーム

イチジクのタルト アールグレイのクリーム
メニューについて
タルトで味わう季節の食材シリーズです。
8月は、イチジクをメインに、アールグレイ紅茶の香りをつけたクリームを合わせ、おすすめします。
調理

メニュー提案 撮影調理 料理人・水谷結
◆アールグレイのクリームをつくる

牛乳にアールグレイの茶葉を入れ、加熱し、香りをつける

アールグレイは地中海原産の柑橘類ベルガモットで爽やかな香りをつけた紅茶。1706年に英国ロンドンで創業したトワイニング社製を使用

ボウルに卵と小麦粉、砂糖を入れ、混ぜ合わせる

ボウルにアールグレイで香りをつけた牛乳を加える

ボウルで混ぜた材料を加熱し、濃度を出す

加熱した材料をバットに移し、ラップで包む

冷やしてアールグレイのクリームのベースにする

冷やしたアールグレイのクリームのベースに、ホイップクリームを混ぜ合わせてアールグレイのクリームの出来上がり
◆タルトを組み立てる

自家製タルト生地の上に、アールグレイのクリームを塗り広げる

スポンジ生地を重ねる

アールグレイのクリームをもう一層重ねる

イチジクの皮をむく

イチジクを食べやすい大きさにカットする

イチジクを並べ、ナパージュを塗って仕上げる
お召し上がり

イチジクのタルト アールグレイのクリーム
◆爽やかな余韻
イチジクの柔らかい果肉や上品な甘みは乳製品と相性がよく、タルトのクリームとなじみます。
そのクリームに感じる、アールグレイの風味が、爽やかな余韻です。

イチジクのタルト アールグレイのクリーム

イチジクのタルト アールグレイのクリーム
8月のディナーは、
ラ・ビスボッチャの、季節のおすすめメニューで、
お楽しみください。
