季節のおすすめメニュー12月 2025

RECOMMENDED SEASONAL MENU DECEMBER 2025

コラム『味と技』第159

冬のよろこび

12月は、一年の無事に感謝し、新しい年をむかえる準備をはじめます。そんな季節の美味しさを集めて、16品おすすめします。

12月19日(金)〜12月26日(金)の期間は、「クリスマスメニュー」を展開するため、「季節のおすすめメニュー12月」はお休みします。メニューの展開は下記のスケジュール表をご確認ください。

年内は、12月30日(火)まで営業します。食材が無くなり次第終了になるメニューもありますので、あらかじめご了承ください。

年始は、1月5日(月)から営業をはじめます。

監修/料理長・井上裕基

写真・文/ライター 織田城司
Supervised by Yuuki Inoue    
Photo・Text  by George Oda

◆前菜

1.ブラータチーズとイチゴ

ブラータチーズとイチゴ

メニューについて

ブラータチーズと味わう、季節の食材シリーズです。

12月の一品目は、イチゴを合わせておすすめします。

メニュー提案・撮影調理 料理人 戸子臺麻衣香(とこだい まいか)

イチゴは栃木県産の「とちあいか」を使用

ブラータチーズは、イタリア南部プーリア州出身のチーズ職人が、アメリカ・カリフォルニア州でつくる「ディ・ステファノ」社製を使用。放牧牛のミルクを使い、とろりと濃厚な食感で、ミルキーな風味と甘みがきわだつ

お召し上がり

ブラータチーズとイチゴ

イチゴは、果汁がしっとりして、フルーティな香りが高く、強い甘みと、ほどよい酸味が心地よい。

その美味しさを、ブラータチーズのミルキーな風味が引き立てます。

ブラータチーズとイチゴ

ブラータチーズとイチゴ

ラ・ビスボッチャ店内

2.ブラータチーズと紅まどんな

ブラータチーズと紅まどんな

メニューについて

ブラータチーズと味わう、季節の食材シリーズです。

12月の二品目は、愛媛県産の高級みかん「紅まどんな」を合わせておすすめします。

メニュー提案・撮影調理 料理人 戸子臺麻衣香(とこだい まいか)

「紅まどんな」は愛媛県産

お召し上がり

ブラータチーズと紅まどんな

ブラータチーズと紅まどんな

紅まどんなの食感はぷるぷるした弾力があり、甘みは濃厚でコクがあり、酸味は上品です。

その美味しさを、ブラータチーズのミルキーな風味が引き立てます。

ブラータチーズと紅まどんな

ラ・ビスボッチャ店内

3.本マグロのカルパッチョ 赤パブリカソース

本マグロのカルパッチョ 赤パブリカソース

メニューについて

12月のカルパッチョは、冬に脂肪をたくわえて美味しくなる、本マグロをおすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理人 老田裕樹(おいた ゆうき)

本マグロは北海道産

本マグロを食べやすい大きさにカットし、皿に盛り付ける

◆赤パブリカのソースをつくる

赤パブリカは国産を使用

赤パブリカを加熱し、皮をむき、タマネギと一緒に、ニンニクオイルで炒める

自家製トマトソースと合わせ、ミキサーで撹拌する

冷やしてソースの出来上がり

赤パブリカソースを本マグロの上に絞り出し、エキストラヴァージン・オリーブオイルやマイクロハーブと盛り付ける

お召し上がり

本マグロのカルパッチョ 赤パブリカソース

本マグロの赤身は、しなやかで、旨みが濃厚です。

赤パブリカソースの、まろやかな酸味が、本マグロの美味しさを引き立てます。

本マグロのカルパッチョ 赤パブリカソース

本マグロのカルパッチョ 赤パブリカソース

ラ・ビスボッチャ店内

4.キャビアのブルスケッタ

キャビアのブルスケッタ

メニューについて

焼いたパンに、さまざまな具材をのせて楽しむブルスケッタ。

12月は、シンプルに、キャビアとバターをのせておすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理長 井上裕基(いのうえ ゆうき)

自家製トスカーナパンを炭火で焼く

バターを切り出す

バターはイタリア北部ピエモンテ州の「ベッピーノ・オッチェリ」ブランド。バター職人、ベッピーノ・オッチェリ氏が1976年から手がけるブランドで、無塩バターは昔ながらの手しごとでつくる。クリーミーで舌にのせるとサッと溶け、ミルクの風味が濃厚で、エレガントな甘みとコクがある。後味は軽めで、あっさりしている。英国王室御用達にも選ばれている

焼いたトスカーナパンの上にバターを重ねる

キャビアの缶を開く。中国で世界最大の生産量を誇り、世界の一流レストランで使用されているカルーガクイーン社製

キャビアはオシェトラ種のチョウザメの卵を塩漬けにしたもの。キャビアのなかでも中粒で、色合いは深緑から農茶、味わいは上品でコク深い

バターの上に盛り付けて仕上げる

お召し上がり

キャビアは、旨みとコクが奥深く広がり、塩気は繊細です。

その美味しさを、パンとバターの香ばしい味と香りが引き立てます。

キャビアのブルスケッタ

キャビアのブルスケッタ

キャビアのブルスケッタ

ラ・ビスボッチャ店内

5.白子のムニエル プレ・ディ・パターテ添え 白トリュフかけ

白子のムニエル プレ・ディ・パターテ添え 白トリュフかけ

メニューについて

冬の味覚、白子を、ムニエルでおすすめします。

白トリュフと、プレ・ディ・パターテ(イタリア風マッシュポテト)を合わせ、味と香り豊かに仕上げました。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理人 老田裕樹(おいた ゆうき)

◆白子のムニエルをつくる

白子は宮城県産

香味野菜を煮込んだ煮汁にレモンと白ワインを入れる

白子を入れ、茹でる

茹でた白子を冷やす

白子を食べやすい大きさにカットし、小麦粉をつけ、無塩バターで加熱する

スプーンでバターを回しがけしながら、ゆっくり加熱する

◆プレ・ディ・パターテをつくる

メークイーン種のジャガイモを茹で、皮をむき、潰す。牛乳と無塩バター、パルミジャーノ・レッジャーノ、塩を入れる

ミキサーで細かく撹拌し、プレ・ディ・パターテの出来上がり

皿にプレ・ディ・パターテと白子のムニエルを重ね、スライスしたての白トリュフを振りかけて仕上げる

白トリュフはイタリア産を使用

お召し上がり

白子のムニエル プレ・ディ・パターテ添え 白トリュフかけ

白子のムニエルは、クリーミーで濃厚な食感。旨みは繊細ながら、表面の香ばしさが程よいアクセントになります。

プレ・ディ・パターテは、白子に似たクリーミーな食感で、ミルキーな風味や自然の甘みで白子の美味しさを引き立て、白トリュフの香りが加わる贅沢な展開を楽しみます。

白子のムニエル プレ・ディ・パターテ添え 白トリュフかけ

白子のムニエル プレ・ディ・パターテ添え 白トリュフかけ

ラ・ビスボッチャ店内

6.アイルランド産牡蠣のフリット プッタネスカソース

アイルランド産牡蠣のフリット プッタネスカソース

メニューについて

12月のフリットは、アイルランド産牡蠣を香ばしく揚げておすすめします。

その美味しさを、トマトとオリーブを効かせた、プッタネスカソースで引き立てました。

調理

メニュー提案・撮影調理 副料理長 高部孝太(たかべ こうた)

◆プッタネスカソースをつくる

オリーブオイル、ニンニク、赤唐辛子、アンチョビペーストを加熱する

白ワインを入れる

自家製トマトソース、黒オリーブ、ケッパーを合わせてソースの出来上がり

◆牡蠣を揚げる

ヨーロッパ有数の牡蠣の産地、アイルランドでは、干潟の干満差を利用して養殖している。干潮時は海水に触れないことから、殻の中に海水をたっぷり蓄えることで味が濃くなる。海水を蓄えるために、殻は涙型で、上は平らで密封度を高め、下はお椀型になっている。他の産地の牡蠣とちがう、独特の形が味の濃さを物語る

牡蠣を蒸して開き、中身を取り出す

牡蠣に小麦粉、卵、パン粉をつける

サラダ油で揚げる

余分な油を吸収し、塩を振りかけ、ソースと盛り付ける

お召し上がり

アイルランド産牡蠣のフリット プッタネスカソース

揚げた牡蠣は香ばしさがきわだち、旨みが引き立ちます。

プッタネスカソースの、コク深い酸味がフリットの美味しさを引き立てます。

アイルランド産牡蠣のフリット プッタネスカソース

アイルランド産牡蠣のフリット プッタネスカソース

ラ・ビスボッチャ店内

◆パスタ&リゾット

7.ビーツとリコッタのラビオリ トピナンブールソース 白トリュフかけ

ビーツのラビオリ トピナンブールソース 白トリュフかけ

メニューについて

ビーツの旬は、一般的に6〜7月と11〜12月の2度あり、冬のビーツの美味しさをラビオリでおすすめします。

白トリュフや、フランス産の根菜、トピナンブールのソースで、味と香り豊かに仕上げました。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理人 老田裕樹(おいた ゆうき)

◆ラビオリをつくる

ビーツは茨城県産

ビーツの皮をむき、オーブンで加熱し、ミキサーで撹拌する

撹拌したビーツとリコッタチーズを合わせる

リコッタはチーズの生成過程で生じた乳清を再加熱してつくる食品。低脂肪でさっぱりして、ソフトな食感とミルクの自然な甘みが特徴。イタリア北部ピエモンテ州で1934年に創業した乳製品メーカー「ビラーギ」社製を使用

パルミジャーノ・レッジャーノや卵黄を混ぜ合わせて、ビーツのペーストの出来上がり

パスタ生地の上にビーツのペーストを絞り出す

生地を重ね、金型でくり抜き、縁を指で押さえ、密封する

◆仕上げる

グアンチャーレを加熱する

トピナンブールとタマネギを炒め、自家製鶏の出汁で煮込む

トピナンブールはフランス産

フライパンで無塩バターとパスタの茹で汁を加熱し、煮込んだトピナンブールを合わせ、パスタソースの出来上がり

茹で上げたラビオリをソースと和える

パルミジャーノ・レッジャーノを加え、皿に盛り付ける

スライスしたての白トリュフを振りかけて仕上げる

お召し上がり

ビーツのラビオリ トピナンブールソース 白トリュフかけ

ビーツやトピナンブール、白トリュフなど、山の幸の、ほっこりした味わいと豊かな香りが広がります。

ソースのバターやチーズとの好相性も、たっぷり堪能します。

ビーツのラビオリ トピナンブールソース 白トリュフかけ

ビーツのラビオリ トピナンブールソース 白トリュフかけ

ラ・ビスボッチャ店内

8.キャビアと手長エビの冷製カペッリーニ フルーツトマトソース ベルガモット風味

キャビアと手長エビの冷製カペッリーニ フルーツトマトソース ベルガモット風味

メニューについて

季節を問わず、楽しまれている冷製カペッリーニ。

12月は、キャビアや手長エビで、爽やか、かつ繊細な味わいでおすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理長 井上裕基(いのうえ ゆうき)

フルーツトマトをニンニクオイルで炒め、自家製魚の出汁と合わせ、ミキサーで撹拌し、冷やし、パスタのソースの出来上がり

手長エビの身を集め、オリーブオイル、ベルガモットの皮、黒コショウと和える

フルーツトマトソースと和えた冷製カペッリーニに、手長エビのマリネを重ねる

キャビアを重ね、ベルガモットの皮、エキストラヴァージン・オリーブオイルを振りかけて仕上げる

お召し上がり

キャビアと手長エビの冷製カペッリーニ フルーツトマトソース ベルガモット風味

手長エビの繊細な旨みは、キャビアの濃厚な旨みとコクと一体になります。

カペッリーニは細いながら、冷麺特有のしっかりした食感で、フルーツトマトの酸味と旨みが、ベルガモットの爽やかな風味とつながります。

キャビアと手長エビの冷製カペッリーニ フルーツトマトソース ベルガモット風味

キャビアと手長エビの冷製カペッリーニ フルーツトマトソース ベルガモット風味

ラ・ビスボッチャ店内

9.和牛と黒キャベツのパッパルデッレ

和牛と黒キャベツのパッパルデッレ

メニューについて

イタリア中部トスカーナ地方で生まれた幅広パスタ、パッパルデッレは、赤身肉のラグーソースと好相性です。

12月は、大粒の和牛に、イタリアの冬野菜、黒キャベツとスカモルツァチーズを合わせ、濃厚な味に仕上げました。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理長 井上裕基(いのうえ ゆうき)

◆黒キャベツの下ごしらえ

黒キャベツは原産のイタリア産を使用

黒キャベツの葉を茎から外し、小さくカットする

フライパンに黒キャベツと水を入れ、フタをして蒸し煮にする

◆スカモルツァチーズの下ごしらえ

スカモルツァチーズは保存用に水分を少なくして燻製にしたチーズ。加熱すると、もっちりした食感になることから、加熱して食べることが人気になったチーズ。イタリア北部トレンティーノ・アルト・アディジェ州で1957年に創業した「アバシャーノ」社製を使用

輪切りにする

さらに細かくカットする

◆和牛のラグーをつくる

和牛は鹿児島県産のブランド和牛「薩摩牛」のヒモ肉を使用

⚫︎「薩摩牛」とは

「薩摩牛」は、鹿児島県産の黒毛和牛のなかから、国内の和牛等級5段階の4級以上の肉質で構成する高級ブランド牛です。

そのなかでも、今回使用する牛ヒモ肉は、牛ネックに付随するヒモ状の細長い部位です。

赤身が中心で、肉質は柔らかく、ほどよい噛みごたえがあり、肉そのものの味を濃く感じます。

鍋底にオリーブオイルを広げ、香味野菜(ニンジン、タマネギ、セロリ)の細切れを入れ、塩を振って下味をつけながら炒める

大きなフライパンで和牛を炒める

フライパンを傾け、余分な脂を取り除く

赤ワインを入れ、アルコール分をとばし、味と香りをつける

フライパンの底についた和牛の肉汁を木ベラではがし、出汁に加える

炒めた和牛と野菜を鍋に投入

自家製アラビアータソースを加え、辛みと、酸味と旨みをつける

黒コショウを加え、スパイシーな香りと辛みをつける

◆ソースをつくる

フライパンに和牛のラグーとアラビアータトマトソースを入れる

加熱した黒キャベツを混ぜ合わせてソースの出来上がり

◆仕上げる

パッパルデッレは自家製生パスタでつくる。卵黄を増した卵、強力粉、セモリナ粉、オリーブオイル、塩をまぜる

パッパルデッレを茹でる

茹で上げたパッパルデッレをソースのフライパンに投入

パッパルデッレをソースと和える

スカモルツァチーズを投入

スカモルツァチーズをパスタと混ぜる

パルミジャーノ・チーズを混ぜて仕上げる

お召し上がり

和牛と黒キャベツのパッパルデッレ

大粒の和牛は、ほろほろに柔らかく崩れ、煮汁がしっかり染みて、旨みが濃厚で、ピリ辛味がほどよく効いています。

黒キャベツのほろ苦さや、スカモルツァチーズのもっちりした食感と燻製香、パッパルデッレの小麦の風味がアクセントです。

和牛と黒キャベツのパッパルデッレ

和牛と黒キャベツのパッパルデッレ

ラ・ビスボッチャ店内

10.パルミジャーノのリゾット キャビアと卵黄のせ

パルミジャーノのリゾット キャビアと卵黄のせ

メニューについて

12月のリゾットは、定番のパルミジャーノリゾットに、キャビアや卵黄を加え、味わい濃いめでおすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理長 井上裕基(いのうえ ゆうき)

リゾット米を自家製鶏の出汁で煮込む

リゾット米は、大粒で煮崩れしにくいイタリア産のリゾット用品種カルナローリを使用。イタリア北部ピエモンテ州の米処ヴェルチェッリ県で1935年からリゾット用の米をつくり続ける「ロンドリーノ」社のブランド米「アクエレッロ」

無塩バターを入れる

パルミジャーノ・レッジャーノを入れ、キャビアと卵黄をトッピングして仕上げる

パルミジャーノ・レッジャーノは、イタリア北部エミリア・ロマーニャ州で1877年に創業した乳製品メーカーの老舗「アウリッキオ」社製。一年中干草のみを与えた牛の濃いミルクからつくるチーズは甘みと熟成感のバランスがよい

お召し上がり

パルミジャーノのリゾット キャビアと卵黄のせ

卵黄の旨みとコクは、リゾット米と好相性。

その美味しさをキャビアの旨みとコクが増し、冬のパワーアップを感じる余韻です。

パルミジャーノのリゾット キャビアと卵黄のせ

パルミジャーノのリゾット キャビアと卵黄のせ

ラ・ビスボッチャ店内

◆メイン

11.伊勢えびの炭火焼き ポルチーニソース

伊勢えびの炭火焼き ポルチーニソース

メニューについて

冬に身が大きくなって食べごろになる、伊勢えびの美味しさを味わうシリーズです。

12月の一品目は、伊勢えびをシンプルに炭火で焼き、イタリアの冬の味覚、ポルチーニ茸のソースを合わせておすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 副料理長 高部孝太(たかべ こうた)

◆ポルチーニソースをつくる

ポルチーニ茸はイタリア産のフレッシュタイプを使用

ポルチーニ茸を炒め、鍋底に焼き色をつける

自家製鶏の出汁を入れ、鍋底の焼き色を取り入れ、ブランデーや無塩バター、自家製仔牛のブイヨンで味と香りをつける

◆炭火で焼く

伊勢海老は三重県熊野市産を使用。背中が曲がっている姿が長寿を連想させ、飛び出た目はめでたいとされ、古くから縁起物として親しまれる

伊勢えびを半分にカットし、塩とオリーブオイルで下味をつける

殻から炭火で焼く

ひっくり返すと肝が落ちてしまうため、蓋をして蒸し焼きにする

お召し上がり

伊勢えびの炭火焼き ポルチーニソース

殻から炭火で焼いた伊勢えびは香ばしさがきわだちます。程よく水分が落ちた身は、味わいが凝縮。

その美味しさを、ポルチーニソースの、まろやかでコクがある旨みが引き立てます。

伊勢えびの炭火焼き ポルチーニソース

伊勢えびの炭火焼き ポルチーニソース

ラ・ビスボッチャ店内

12.伊勢えびと旬貝のアクアパッツァ

伊勢えびと旬貝のアクアパッツァ

メニューについて

冬に身が大きくなって食べごろになる、伊勢えびの美味しさを味わうシリーズです。

12月の二品目は、イタリアの定番的な魚介の煮込み料理、アクアパッツァを、伊勢えびと旬貝で仕立てておすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理人 勝又修(かつまた しゅう)

伊勢えびを半分にカットし、フライパンにオリーブオイルを広げ、殻から焼く

伊勢えびと合わせる旬貝の種類と産地は、入荷状況で変わる

アサリやハマグリ、ムール貝などをフライパンに入れる

ホタテ貝や赤貝は別の鍋で加熱して開き、中身を取り出す

フライパンに自家製魚介の出汁を入れ、蒸し焼きにして、貝を開き、別の鍋で開いた貝を合わせる

ミニトマトやエキストラヴァージン・オリーブオイルを合わせて仕上げる

お召し上がり

伊勢えびと旬貝のアクアパッツァ

煮汁のなかで、伊勢えびの香ばしさや旨み、肝のコクが広がり、さまざまな貝のエキスと一体になり、味わいを深めます。

一緒に煮たミニトマトの、とろける食感と酸味がアクセントになります。

伊勢えびと旬貝のアクアパッツァ

伊勢えびと旬貝のアクアパッツァ

ラ・ビスボッチャ店内

13.カサゴの悪魔風ロースト

カサゴの悪魔風ロースト

メニューについて

イタリアで悪魔風と呼ばれる料理。形が悪魔がマントを広げたようだ、スパイシーな辛味が悪魔の仕業のようだ、など、由来の諸説はさまざまです。

12月は、そんな悪魔風をイメージし、カサゴを開き、スパイシーに焼いておすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理人 石川凌(いしかわ りょう)

カサゴは長崎産

カサゴの内臓とウロコを取り除き、開き、両面にミックススパイス(チリパウダー、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、黒コショウ)をつける

フライパンでオリーブオイル、ローズマリー、タイムを入れ、カサゴの表面に焼き色をつける

ひっくり返して反対側からも加熱する

オーブンで加熱して仕上げる

お召し上がり

カサゴの悪魔風ロースト

開いたカサゴの表面はパリッとした食感と、スパイシーな香ばしさがきわだちます。

そのなかの身は柔らかく、旨みが凝縮して、表面とのコントラストを楽しみます。

カサゴの悪魔風ロースト

カサゴの悪魔風ロースト

ラ・ビスボッチャ店内

◆ドルチェ

14.イチゴのタルト

イチゴのタルト

メニューについて

タルトで味わう季節の食材シリーズです。

12月は、イチゴを合わせておすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理人 戸子臺麻衣香(とこだい まいか)

タルト生地の土台に、クリーム(カスタードクリーム+ホイップクリーム+砂糖)とスポンジ生地、クリームの3層を重ね、イチゴを並べ、ナパージュを塗って仕上げる

お召し上がり

イチゴのタルト

たっぷり重ねたイチゴは、果汁がしっとりして、フルーティな香りが高く、強い甘みと、ほどよい酸味が心地よい。

その美味しさを、タルトのクリームや、サクサクした生地が引き立てます。

イチゴのタルト

イチゴのタルト

ラ・ビスボッチャ店内

15.フランボワーズとピスタチオのミルフィーユ

フランボワーズとピスタチオのミルフィーユ

メニューについて

乾燥する冬は、甘酸っぱい果実が美味しく感じます。

そこで、甘酸っぱさがきわだつ、フランボワーズを生かしたドルチェをおすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 料理人 戸子臺麻衣香(とこだい まいか)

パイ生地の上にチョコレートを重ねる

ピスタチオクリーム(ピスタチオペースト+カスタードクリーム+ホイップクリーム)を重ねる

フランボワーズのピューレを絞り出す

2層目も同様に重ねる

パイ生地とチョコレートを重ね、ピスタチオクリームを飾る

フランボワーズと粉糖をトッピングして仕上げる

フランボワーズはアメリカ産

お召し上がり

フランボワーズとピスタチオのミルフィーユ

トッピングのフランボワーズは、小粒ながら甘酸っぱさがきわだちます。クリームのなかから出てくるフランボワーズのペーストは、ジャムのように甘酸っぱさが凝縮しています。

ピスタチオクリームの香ばしい甘みや、チョコレートのビターな甘みなど、フランボワーズととともに、さまざまな甘みのハーモニーを楽しみます。

フランボワーズとピスタチオのミルフィーユ

フランボワーズとピスタチオのミルフィーユ

ラ・ビスボッチャ店内

16.洋梨と栗のリコッタ・エ・ペーラ

洋梨と栗のリコッタ・エ・ペーラ

メニューについて

洋梨にリコッタチーズのクリームを合わせた、イタリア南部カンパニア州銘菓、リコッタ・エ・ペーラ。

12月は、甘栗を加え、甘みを増しておすすめします。

調理

メニュー提案・撮影調理 副料理長 高部孝太(たかべ こうた)

◆洋梨のコンポートをつくる

洋梨は山形県産

洋梨の皮をむき、シナモン、クローブ、砂糖を入れた白ワインで煮込んで冷やす

焼いた生地の縁をカットし、形を整える。生地は栗の粉、アーモンドプードル、卵白、砂糖を混ぜて焼いてつくる

栗の粉はイタリア製

ベースのクリームに洋梨のコンポートと栗の甘露煮のみじん切りを混ぜる。ベースのクリームはリコッタチーズ、生クリーム、卵、ハチミツ、ゼラチン、砂糖を混ぜてつくる

生地の上にクリームを重ねる

トップの生地を重ね、冷やし固める。仕上げは一人前切り分け、栗の甘露煮と粉糖をトッピングする

お召し上がり

洋梨と栗のリコッタ・エ・ペーラ

洋梨とリコッタチーズの上品で繊細な味わいに、甘栗が加わることで、甘みが広がる印象です。

リコッタ特有のほろっと崩れそうな食感に、生地のサクサクした質感がよく合います。

洋梨と栗のリコッタ・エ・ペーラ

洋梨と栗のリコッタ・エ・ペーラ

年忘れのディナーは、

ラ・ビスボッチャの、12月メニューで、

お楽しみください。