オンラインショップ商品紹介2020年7月

本格イタリアンをお取り寄せで

イタリア政府公認レストラン「ラ・ビスボッチャ」の公式オンライン・ショップが開店しました。

7月に登場する新商品4品の内容やレシピを紹介します。

料理の下ごしらえをする料理長・井上裕基(左)と副料理長・露詰まみ

監修・調理/料理長・井上裕基 副料理長・露詰まみ 

写真・文/ライター 織田城司
Food Direction by Yuuki Inoue & Mami Tsuyuzume 
Photo・Text  by George Oda

1.生サルシッチャ

生サルシッチャ(器は商品に含まれません)

商品の解説

◆イタリアの生ソーセージ「サルシッチャ」を再現しました

「サルシッチャ」とは、イタリアの伝統的な生ソーセージのことです。

古代より生産が始まり、ヨーロッパのソーセージ文化のルーツになる存在です。

豚肉を挽肉にして腸詰めしたもので、携帯食や保存食として発達しながら、家庭で欠かせない食品となりました。

極太の大きなソーセージにぎっしり詰まった大粒の粗挽き肉は、加熱するとしっかりした弾力があり、ジューシーな肉汁は、香ばしい風味と旨味が豊かです。

メインの料理としての食べ応えがあり、辛口の赤ワインとよく合います。

その一方で、ソーセージの中の生挽肉を食材として使うこともでき、パスタソースの具材にする調理法もポピュラーです。

フィレンツェの市場の店頭に見るサルシッチャ

明治の新政府が西洋文化を積極的に取り入れるようになると、多くの外国人が野望を抱いて日本にやって来て、ソーセージの製法を日本に伝え、商圏を広げていきました。

この時日本にソーセージを伝えたのはイギリス人やドイツ人で、ソーセージは小ぶりで加熱したウインナー・ソーセージの類いでした。

ビスボッチャでは、ソーセージのルーツであるイタリアの「サルシッチャ」の魅力を日本に伝えるために、1993年の創業以来、イタリア人直伝の「サルシッチャ」をつくり続けています。

今年、冷凍食品を開発するにあたり、「サルシッチャ」はイタリアらしい食品で、家庭的な要素もあり、ビスボッチャでも人気が高いことから、第一号に選びました。

生サルシッチャ(器は商品に含みません)

◆つくりの背景

生サルシッチャは岩手県の食品加工業社に依頼して、ビスボッチャの製法を忠実に再現しています。

挽肉は岩手県産豚肉のウデ、モモ、バラの部位をミンチにします。

南北に長いイタリア半島では、地域によって挽肉の大きさが異なり、北部はきめ細かく、南部に行くにしたがい大粒になる分布が見られます。

ビスボッチャでは、フィレンツェ に代表されるイタリア中部の大粒の粗挽きをイメージしています。

ミンチマシーンの先に取り付ける蜂の巣状の噴出口の穴の直径は9㎜を指定し、大粒の粗挽き肉をつくります。

ビスボッチャで使用するフェンネルシード(ウイキョウの種)

ビスボッチャで使用するカンボジア産「クラタペッパー」の黒コショウ

挽肉に混ぜ合わせる調味料は、ビスボッチャの厨房で使用する以下のものを送っています。

・イタリアで古代から香辛料として発達したフェンネルシード(ウイキョウの種)

・旨味がたっぷりしてマイルドな辛さのシチリア産自然海塩「エガディ」の細粒

・世界最高峰のコショウの産地、カンボジアで日本人が手がける香りが高い「クラタペッパー」の黒コショウ。

・ニンニクの香りをつけたシチリア「ディサンティ」社のオリーブオイル。

調味料を混ぜた挽肉は、直系3㎝の極太の天然豚腸に詰めます。

出来上がった生サルシッチャは真空パックし、冷凍保存しています。

美味しいレシピ

◆サルシッチャのグリル

サルシッチャのグリル 盛り付け例

おすすめのポイント

生サルシッチャの豊かな風味やジューシーな旨味を楽しむ、最もシンプルな調理法です。

●材料(1人分)

生サルシッチャ:2本(240g)

オリーブオイル:適宜

調理

①冷凍庫から出した生サルシッチャを解凍せず、ビニールパッケージに入れたまま鍋で茹でる。お湯に入れると色が白く変わる

②生サルシッチャを茹でる時は、均一に熱が伝わるよう鍋底に寝かせる。沸騰したお湯で10分間茹でることが加熱の目安。

③加熱の仕上げと、香ばしさを出すために、フライパンで焼く。フライパンの底にオリーブオイルを敷き、茹で上がったサルシッチャをビニールパッケージから出して片面を焼く

④反対側も焼いて出来上がり

盛り付け例

サルシッチャのグリル 盛り付け例

サルシッチャのグリルをカットした盛り付け例。中に香辛料として入れたフェンネルシード(ウイキョウの種)が見える。大粒の粗挽き挽肉から肉汁がジューシーにしたたる

◆スパゲッティ・サルシッチャ・ロッソ

スパゲッティ・サルシッチャ・ロッソ 盛り付け例

おすすめのポイント

生サルシッチャの挽肉をスパゲッティの具材に使ったメニューです。

赤ワインのコクとサルシッチャの大粒の挽肉が生きた、力強い味わいです。

材料

スパゲッティ・サルシッチャ・ロッソの材料

●材料/(1人分)

生サルシッチャ:1本(120g)

スパゲッティ:80g  トマトソース:90cc  赤ワイン:90cc 

粉チーズ、黒コショウ、塩、オリーブオイル各適宜

調理

①鍋で湯を沸かし、塩を加え、スパゲッティをばらしながら鍋全体に広げるように入れる

②生サルシッチャの皮に包丁で切り込みを入れ、中の挽肉をフライパンの底に広げる

③挽肉を炒めながらほぐす。④赤ワインを加え、アルコールを飛ばす。⑤トマトソースを加えて混ぜながらソースをつくる

⑥茹で上がったスパゲッティをソースと和える。⑦盛り付けてから粉チーズを振りかける

盛り付け例

スパゲッティ・サルシッチャ・ロッソ 盛り付け例

スパゲッティ・サルシッチャ・ロッソ 盛り付け例

◆サルシッチャと白インゲン豆のトマトソース煮込み

サルシッチャと白インゲン豆のトマトソース煮込み 盛り付け例

おすすめのポイント

白インゲン豆の甘みとサルシッチャの旨味の相性が抜群です。

材料

サルシッチャと白インゲン豆のトマトソース煮込みの材料

●材料(1人分)

生サルシッチャ:2本(240g)

白インゲン豆:50g トマトソース:90cc ニンニク:1片を半分にカット セージの葉:4枚

黒コショウ、塩、オリーブオイル各適宜

調理

①白インゲン豆を煮て柔らかくする

②フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、加熱しながら香りをつける。③白インゲン豆、トマトソース、セージの葉を加える

④ ③の具材を加熱しながら混ぜ合わせる。

⑤グリルしたサルシッチャを加えて加熱し、味を馴染ませて出来上がり

盛り付け例

サルシッチャと白インゲン豆のトマトソース煮込み 盛り付け例

サルシッチャと白インゲン豆のトマトソース煮込み 盛り付け例

商品の詳細

生サルシッチャ 納品状態

商品名:生サルシッチャ

名称:非加熱食肉製品(冷凍食品)

原材料名:豚肉(岩手県産)、食塩、香辛料/リン酸塩(Na)、フェンネルシード、にんにくオイル

内容量:240g(2本)

保存方法:冷凍

原産国:日本

価格:¥1,600(税込・送料別)

2.ボイル・サルシッチャ

ボイル・サルシッチャ(器は商品に含まれません)

商品の解説

◆素早い調理に向いたボイルタイプのサルシッチャです

生サルシッチャをあらかじめボイルして、調理時間の手間を短縮したものです。

生サルシッチャと同じ食品加工業社で、生サルシッチャの生産→生サルシッチャのボイル→真空パック→冷凍の順で保存しています。

美味しいレシピ

◆スパゲッティ・ナポリタン

スパゲッティ・ナポリタン 盛り付け例

おすすめのポイント

おなじみのナポリタンを、サルシッチャでグレードアップ。

しっかりした歯ごたえと旨味でちがいがわかります。

材料

スパゲッティ・ナポリタンの材料

●材料/一人前

ボイル・サルシッチャ:1本の半分(60g)

スパゲッティ:80g ピーマン:1個 タマネギ:1/4個 マッシュルーム:3個

トマトケチャップ、粉チーズ、砂糖、黒コショウ、塩、オリーブオイル各適宜

調理

①野菜をカットしてオリーブオイルで炒める

②ボイル・サルシッチャ1本の半分を輪切りにする

③サルシッチャを野菜と一緒に炒める。④茹で上がったスパゲッティを具材と和える。⑤トマトケチャップで味をつけ、塩、コショウで味をととのえる。⑥盛り付けてから粉チーズを振りかける

盛り付け例

スパゲッティ・ナポリタン 盛り付け例

スパゲッティ・ナポリタン 盛り付け例

◆サルシッチャのポトフ

サルシッチャのポトフ 盛り付け例

おすすめのポイント

サルシッチャを野菜と一緒にサッと煮込み、まろやかな味わいでいただきます。

サルシッチャの肉汁が染み込んだスープも美味しく、あっという間に飲み干してしまいます。

材料

サルシッチャのポトフに使う野菜

●材料(2人分)

ボイル・サルシッチャ:2本(240g)

タマネギ:1/4個 パプリカ:2片 ブロッコリー:4片 ニンジン:4片 ミニトマト:4個 水:400〜500cc

チキンコンソメ顆粒、黒コショウ、オリーブオイル、エキストラヴァージン・オリーブオイル各適宜

調理

①鍋底にオリーブオイルを敷いて食べやすい大きさにカットした野菜を炒める

②鍋に水を入れて沸騰させる。③チキンコンソメ顆粒を小皿から小さじ一杯分お湯に加え、出汁にする。

④ボイル・サルシッチャを加えて煮込む。⑤盛り付けてから黒コショウとエキストラヴァージン・オリーブオイルを振りかけて香りをつける

盛り付け例

サルシッチャのポトフ 盛り付け例

サルシッチャをカットして盛り付けた例

商品の詳細

ボイル・サルシッチャ 納品状態

商品名:ボイルサルシッチャ

名称:加熱食肉製品(冷凍食品)

原材料名:豚肉(岩手県産)、食塩、香辛料/リン酸塩(Na)、フェンネルシード、にんにくオイル

内容量:240g(2本)

保存方法:冷凍

原産国:日本

価格:¥1,600(税込・送料別)

3.ソフト・サラミソーセージ(スライス)

ソフト・サラミソーセージ(スライス)(器は商品に含まれません)

商品の解説

◆イタリアの高級ブランド豚「チンタセネーゼ」を使ったサラミソーセージ

イタリア中部トスカーナ州シエナ地方で食用に飼育される希少なブランド豚「チンタセネーゼ」。その肉質は赤身がしっかりして、珍重されています。

「チンタセネーゼ」の豚肉でつくられたサラミソーセージは、熟成香の香りが高く、旨みとコクが濃厚です。

「チンタセネーゼ」の脂の融点は低く、サラミソーセージは常温下では、すぐにしっとりとして柔らかくなり、脂身はとろける舌ざわりで甘みがあります。

イタリアで古代から香辛料として使われてきたフェンネルシード(ウイキョウの種)のスッキリした香りと苦味がスパイスになり、味わいを深めています。

イタリアらしい豊かな味わいのサラミソーセージは、ビールやワインのおつまみや、パンのおかずにおすすめです。

◆つくりの背景

サラミソーセージはイタリア中部トスカーナ州で「チンタセネーゼ」の食肉加工品の生産に秀でた「サヴィーニ」社が手掛けるものです。

「サヴィーニ」社では、「チンタセネーゼ」をトスカーナの雄大な自然の中で放牧し、有機栽培の餌を与え、ストレスの少ない環境で飼育することで優れた肉質を実現しています。

ビスボッチャでは、「サヴィーニ」社の「チンタセネーゼ」を使ったサラミソーセージを輸入。

ご家庭で食べやすいように、兵庫県の食品加工業社に依頼し、スライスしています。その後真空パックして冷凍保存しています。

盛り付け例

ソフト・サラミソーセージの赤身を皿の模様とイタリアンパセリで引き立てた例

商品の詳細

ソフト・サラミソーセージの納品状態

商品名:ソフトサラミソーセージ(スライス)

名称:非加熱食肉製品(冷凍食品)

原材料名:豚肉、食塩、ウイキョウの種、黒コショウ、ショ糖

内容量:100g

保存方法:冷凍

原産国:イタリア

価格:¥2,000(税込・送料別)

4.マグロ・スモーク

マグロ・スモーク(器は商品に含まれません)

商品の解説

◆カルパッチョにして美味しい、燻製カジキマグロ

イタリアの伝統的な刺身料理「カルパッチョ」。当初は生肉だけを使う料理でしたが、日本に伝来すると、生魚を使った料理も「カルパッチョ」と呼ばれるようになりました。

イタリアでは元来、日本のように生魚を食べる習慣がなく、魚を保存して食べる技術が発達しました。

そのひとつの方法が燻製でした。燻製した魚肉を「カルパッチョ」にして食べると美味しいことがわかりました。完全な生と違い、香ばしさと繊細な味わいを感じるからです。

ビスボッチャでは1993年の創業当時、イタリア人から教わったカジキマグロの燻製カルパッチョの美味しさが評判になり、現在まで続く人気メニューになりました。

◆つくりの背景

ビスボッチャでは、山形県の食品加工業社に依頼して、カジキマグロの燻製を再現しています。

まず、ブロック状にしたカジキマグロの水分を吸収。次に桜チップで燻製にします。

魚肉がオレンジ色に見えるのは、燻製の煙の影響で、燻製香が染み込んでいる証です。

さらにオリーブオイルでマリネし、魚肉を柔らかくしてから真空パック、冷凍の順で保存しています。

盛り付け例

マグロ・スモークを刺身状にカットし、ルッコラとレモンを添えて盛り付けた例

◆商品の詳細

マグロ・スモークの納品状態

商品名:マグロスモーク

名称:魚介加工品(冷凍食品)

原材料名:マグロ、食塩、酸化防止剤

内容量:300g前後で個体差あり

保存方法:冷凍

原産国:日本

価格:¥1,800(税込・送料別)

「ラ・ビスボッチャ」がプロデュースする本格イタリアンの宅配食品。

その味わいを、ぜひご家庭でお楽しみください。

お取り寄せはこちらから→ラ・ビスボッチャ公式オンライン・ショップ