イベントレポート「カリフォルニアチーズお披露目会」

アメリカのカリフォルニアミルク協会が主催し、日本の飲食業者を対象とした「カリフォルニアチーズお披露目会」が2026年3月5日(木)、ビスボッチャで開催されました。

イベントの模様をお伝えします。

監修・写真/料理長 井上裕基   写真・文・編集/ライター 織田城司

1.イベントの概要

会場のディスプレイ

アメリカ全土で乳製品生産量第1位を誇るカリフォルニア州のカリフォルニアミルク協会は2026年3月5日(木)、カリフォルニアミルクでつくる乳製品の素晴らしさを広める一環で、日本の飲食業者を対象とした「カリフォルニアチーズお披露目会」を、ビスボッチャで開催しました。

日本サイドは、輸入代理店・株式会社フォアフィールドや、食材とワインの卸売業・株式会社TATSUMI、会場と試食品提供・ビスボッチャなどが、サポートしました。

開催に先立ち、カリフォルニアミルク協会は同年1月、世界各国の飲食業者を招き、カリフォルニア州フード市場研修ツアーを開催しました。

レポートは、研修ツアーに参加したビスボッチャ料理長・井上裕基の現地取材と、ビスボッチャで開催されたイベントの2部構成でお伝えします。

2.井上裕基料理長アメリカ・カリフォルニアレポート

アメリカ・カリフォルニア州の海浜に立つビスボッチャ料理長・井上裕基

カリフォルニアミルク協会は、販売促進を目的に、世界各国の飲食業者を招待し、カリフォルニア州・サンディエゴで2026年1月11日から13日に開催され、協会の業者が多数出展する国際食品見本市「ウインター・ファンシー・フェア 2026」を中心に、同州のフード市場の知見を広める研修ツアーを開催しました。 

旅程は、見本市をはじめ、食品工場や飲食店、スーパーマーケットなどの視察、スポーツ観戦などが盛り込まれました。

ツアーに参加した料理長・井上裕基が現地で撮影した写真とコメントを編集してお伝えします。

3.カリフォルニアチーズお披露目会

「カリフォルニアチーズお披露目会」の会場 ビスボッチャのメインダイニング

日時:2026年3月5日(木) 14:00〜15:45

場所:東京広尾 リストランテ ラ・ビスボッチャ

会場はビスボッチャのメインダイニングの席をセミナー形式にアレンジ。

あらかじめ招待された飲食業者や報道関係者は、着席し、各自の席に順次提供される試食用のチーズやビネガー、料理を試食しました。

同時にマイクで、アメリカから来日したシェフ・バーバラ・アレクサンダーさん、株式会社フォアフィールド代表取締役・渡辺絵美さん、ラ・ビスボッチャ料理長・井上裕基などの専門家による、試食品の解説が加えられました。

プレゼンテーションの模様

アメリカから来日したシェフ・バーバラ・アレキサンダーさんがビスボッチャの厨房で、参加者の試食用に仕上げた「本場カリフォルニアを感じる特製メニュー」2品

メニューの内容を解説するシェフ・バーバラ・アレキサンダーさん

試食用のチーズやビネガーの解説をする、株式会社フォアフィールド代表取締役・渡辺絵美さん

各自の席に用意された、チーズとビネガー試食用セットのイメージ

カリフォルニアツアーに参加し、イベントの議事進行を担当した株式会社TATSUMI・山邨玄さん(左)

井上料理長監修 カリフォルニアを五感で楽しむ特別レシピ

カリフォルニア産生ハムとサラミ

渾身のL.A.インサラータ カリフォルニアシールドビネガーを全開かつ斬新なスタイルで

L.A.カルボナーラ ピアットウニコ

L.A.随一のレストラン”BESTIA″からのオマージュ、インスパイア、昇華させたイカ墨のパスタ 海老のソース

西海岸の雄、ポイントレイズ社が誇る北中米最高峰のブルーチーズとカリフォルニア最強のディ・ステファノ社マスカルポーネを惜しげもなく使用したラ・ビスボッチャ×アメリカ西海岸コラボのミニシュー

試食用のカリフォルニア産生ハムとサラミをカットする料理長・井上裕基

バーバラシェフの試食メニュー調理状況を確認する料理長・井上裕基

試食用イカ墨パスタを調理するスタッフ

試食用イカ墨パスタを調理するスタッフ

イベント終了後の記念撮影。左からチーズケーキ愛好家・チーズプロフェッショナル・新原凪紗さん 有限会社モティックス代表取締役・天野いず美さん 料理長・井上裕基 料理研究家・土井光さん

4.料理長・井上裕基の総括

会場に展示されたカリフォルニア州産食材と記念撮影するシェフ・バーバラ・アレキサンダーさん(右)と料理長・井上裕基

アメリカは、日本と深い関係がありながら、イタリアンの仕事ゆえに訪問歴はなく、今回のツアーがはじめてのアメリカ訪問。

夕方、カリフォルニア州に着くと、目の前に、ヤシの木とサンセットが重なる景色が現れました。

これは、子どものころ大好きだったアメリカ映画『ビバリーヒルズ・コップ』(1984年)や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)『トップガン』(1986年)の世界観の実物で感激!

土着の気候風土の魅力を、作品の特徴に生かしていることを実感しました。

アメリカのチーズは、大量生産のプロセスチーズのようなものが大半だと思っていましたが、ヨーロッパと同等のハイクオリティーなチーズが多数あることを知りました。

たくさんのチーズの試食のなかで、「これはいいな、使いたいな」と思うチーズのほとんどが、イタリアからの移民一族がつくるチーズ。

イタリアの伝統的なこだわりと、カリフォルニア土着の気候風土の魅力を生かした、ユニークなチーズでした。

良くも悪くも自分の舌がイタリア寄りになっていることを感じつつ、当店らしいイタリアンに合うもをセレクトしました。

このような食材に出会う機会をつくっていただいたプロジェクトチームと、イベントに来場いただいた皆さまに感謝いたします。