ナポリのムードを楽しむ日曜日
ナポリの食文化を楽しむイベント「ナポリ・ナイト」を、9月24日(日)に開催します。
イベントメニューとして「ナポリのソウルフード11品」が登場。
「ここはナポリ?」と感じる、バーチャル・ナポリ旅行気分をお楽しみください。
監修/料理長・井上裕基
写真・文/ライター 織田城司
Supervised by Yuuki Inoue
Photo・Text by George Oda
イベントのコンセプト
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魚をさばく料理人・横田達也
ナポリの活気を体感
ビスボッチャの料理人・横田達也は、今年の夏、イタリア研修出張で各地を歴訪するなか、ナポリで衝撃を受けました。
それは強烈な「ご当地推し」でした。ナポリの人たちが、観光名所やソウルフードをひたすらすすめるパワーに圧倒されました。
そんなナポリの活気を、イベントを通じてお客さまに体感していただきたいと思い、ビスボッチャのイタリア人ホールスタッフで、ナポリ県出身の2人と編集したイベントメニュー「ナポリのソウルフード11品」が登場します。
店内も、魚屋のようなコーナーを設け、ホールスタッフと一緒に見ながらお好みの食材と調理法を組み合わせて注文する、ナポリのレストランスタイルを再現。料理の仕上がりをワクワクして待ちます。
料理を味わうことはもちろん、料理を提供するために、たくさんのホールスタッフと料理人が、まるでお芝居のように動きまわるライブ感を見ながら、お客さまも同じ舞台にいることを感じる劇場的空間で、ナポリの活気を体感してお楽しみください。。
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ナポリの魚屋のような店内装飾イメージ
イベントメニュー「ナポリのソウルフード11品」
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イベントメニュー「ナポリのソウルフード11品」を編集した3人。左からルイジ、横田達也、フランチェスコ
◆イベントメニュー「ナポリのソウルフード11品」の編集者
料理人:横田達也
埼玉県出身。今年夏、はじめてナポリに行き感動。メニューの具体化と撮影サンプル調理を担当
ホールスタッフ:ルイジ
(DE CLEMENTE LUIGI デ・クレメンテ・ルイジ)ナポリ県の中心部出身
ホールスタッフ:フランチェスコ
(FRANCESCO FIORE フランチェスコ・フィオレ)ナポリ県のイスキア島出身
イベントメニューを、3人のトークセッションとともに解説します。
⚫︎冷前菜
1.魚介の盛り合わせ
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魚介の盛り合わせ
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魚介の盛り合わせ
解説
ルイジ ナポリは港街です。
フランチェスコ ソウルフードはシーフードが多く、いろんな調理法で楽しみます。
横田 この盛り合わせは、生だけではなく、茹でたり、蒸したりしてから冷やしたものもあります。写真は4人前のイメージです。
ルイジ ナポリらしいイメージがよく出ています。
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ナポリの町中にある魚屋(写真 横田達也)
2.ガンベロロッソ・クルード
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ガンベロロッソ・クルード
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ガンベロロッソ・クルード
解説
横田 ガンベロロッソ・クルードはイタリア語で『赤海老の刺身』の意味です。ナポリの人たちは、海老を生で食べる習慣があります。手長海老も頭からレモン汁をかけて食べる。すすめられ、食べてみたら美味しかった。
フランチェスコ ガンベロロッソは、刺身で食べる海老のなかでも、高級食材です。
ルイジ とろりとした食感で、甘みが美味しい。
横田 イベントでは、スペイン産のガンベロロッソの身の殻をむいて提供します。
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ホールスタッフ・ルイジ「ナポリへ行きましょう」
⚫︎温前菜
3.ムール貝の蒸し焼き 黒コショウ風味
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ムール貝の蒸し焼き 黒コショウ風味
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ムール貝の蒸し焼き 黒コショウ風味
解説
ルイジ このメニューは、ナポリでは一年中あります。
フランチェスコ 身が大きくていいね。
横田 イベントでは身が大きいカナダ産を使います。
4.魚介のフリットミスト
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魚介のフリットミスト
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魚介のフリットミスト
解説
横田 ナポリで食べた魚介のフリットミスト(ミックスフライ)の美味しさをイメージしました。魚介だけではなく、ズッキーニのスティックや、イタリアンパセリなど、青物のアクセントがほどよく入るのもうれしいポイントです。
レストランの店内で注文しても、紙に包んで出てくるのがナポリ流です。
ルイジ ストリートで紙包みに入れたフリットを、歩きながら手づかみで食べることもあるメニューだから。
フランチェスコ スナック感覚だね。
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ホールスタッフ・フランチェスコ「ナポリ感を楽しみましょう」
⚫︎パスタ
5.ムール貝とペコリーノチーズのリングイネ
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ムール貝とペコリーノチーズのリングイネ
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ムール貝とペコリーノチーズのリングイネ
解説
フランチェスコ 日本でナポリのパスタのイメージは、トマトケチャップを使ったパスタらしいけれど、本場ナポリの地パスタは、このような、魚介の出汁を生かした、シンプルパスタです。
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カプリ島の船着場(写真 横田達也)
6.カサゴとトマトのパッケリ
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カサゴとトマトのパッケリ
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カサゴとトマトのパッケリ
解説
横田 カプリで食べて美味しかったパスタをイメージしました。ナポリ近郊は乾麺の特産地です。分厚い乾麺を長時間茹で、もっちりした食感を楽しむのが特徴です。
ルイジ ナポリでは、カサゴやホウボウをパスタに合わせることが多いです。合わせるトマトは、トマトソースではなく、このように、フレッシュタイプを生かします。
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ナポリの街中(写真 横田達也)
7.トマトとリコッタチーズ入り揚げピザ
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トマトとリコッタチーズ入り揚げピザ
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トマトとリコッタチーズ入り揚げピザ
解説
ルイジ 揚げピザは、ナポリ独特の名物です。ストリートで販売、食べることが多い庶民の軽食です。ナポリ人は日常でよく食べ、ソウルフード感が強いメニューです。
横田 揚げピザを、はじめてナポリで食べました。サクッと揚げた香ばしい生地と、アツアツ、トロトロの中身が口のなかで混ざる味わいが美味しく、定番メニューとして食べたくなることがわかりました。
フランチェスコ 揚げピザは、ディナーのなかで、フルサイズで食べると重くなるので、同伴者と少しずつシェアしながら、お楽しみください。
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ナポリ湾からホテル群を望む(写真 横田達也)
⚫︎メイン
8.カジキマグロの炭火焼き 香草のソース
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カジキマグロの炭火焼き 香草のソース
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カジキマグロの炭火焼き 香草のソース
解説
横田 メインの料理は、ナポリ風に魚介の炭火焼きをおすすめします。分厚いカジキマグロは、炭火で焼くことで、余分な水分と脂が落ち、味わいが凝縮します。
香草のソースとともにお楽しみください。
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アマルフィの海岸(写真 横田達也)
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アマルフィの店頭に見る大きなレモン(写真 横田達也)
⚫︎ドルチェ
9.デリツィア・アル・リモーネ
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デリツィア・アル・リモーネ
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デリツィア・アル・リモーネ
解説
横田 デリツィア・アル・リモーネは、イタリア語で「レモンのよろこび」の意味です。
アマルフォやポジターノなど、世界的に有名なマリンリゾートがある、ナポリ湾のソレント半島の特産物、レモンをクローズアップした名物ドルチェです。
現地の店先で見た、カボチャほどの大きなレモンに驚き、レモンに由来するお菓子やお酒が多いことを実感しました。
実際にアマルフィで食べて美味しかった、デリツィア・アル・リモーネの味をイメージして仕上げました。
10.ババ
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ババ
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ババ
解説
横田 ナポリの名物ドルチェのひとつです。キノコ型のブリオッシュ生地にラム酒を入れたシロップがたっぷり染みています。
11.メランザーネ・チョコラート
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メランザーネ・チョコラート
解説
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メランザーネ・チョコラート撮影サンプル調理 料理長・井上裕基
井上裕基 メランザーネ・チョコラートは、直訳すると「ナスとチョコレート」という意味で、ナポリの名物ドルチェのひとつです。ナポリでも食べたことがあります。
イタリアにナスやチョコレートが伝来したのは、大航海時代以降なので、古代ローマ時代からあるクラシックメニューではありません。
想像ですが、ナスがたくさんとれるようになり、ナポリ人がお菓子にも使ってみようと考えたのかもしれません。
食べてみると、ナスはひんやり、しっとりして、チョコと合わせても違和感はほとんどありません。
ナスの繊維が持つ多様性が、お菓子の素材としてもなじみます。
野菜とチョコ、という新鮮な組み合わせを、この機会にぜひご賞味ください。
◆メランザーネ・チョコラートの調理法
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ナスを平たくカットし、小麦粉をつける
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小麦粉をつけたナスに卵をつけ、オリーブオイルで両面焼く
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焼いたナスを容器に入れ、チョコレートと重ねる
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カスタードクリームを重ねる
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底辺のチョコレートを重ね、冷やし固める
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皿の上で型をひっくり返し、中身を抜き、細かく砕いた焼き菓子やナッツを振りかけて仕上げる
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メランザーネ・チョコラート
イベントの営業案内
開催日:2023年9月24日 日曜日
開店:17時30分
ラストオーダー:20時30分
閉店:23時00分
イベントのお料理:お料理はコースではなく、アラカルトです。
イベントメニュー「ナポリのソウルフード11品」と「グランドメニュー(年間定番)」からお選びいただけます。
「季節のおすすめメニュー9月」は当日お休みとなります。
※開店時間は集合時間ではありません。ご都合の良い時間にお越しください。
※小学生以上のお客さまからご来店いただけます。
※お席の確保のために、あらかじめご予約ください。
9月最後の日曜日は、
ビスボッチャのイベント「ナポリ・ナイト」で、お楽しみください。
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