ラ・ビスボッチャは、ナポリの食文化を楽しむイベント「ナポリ・ナイト」を2023年9月24日(日)に開催。
店舗装飾とシーフード料理で、ナポリ旅行気分を演出しました。
来店されたアメリカのロックバンド「エクストリーム」のメンバーが、お客さまやスタッフと交流する一幕もありました。
そんなイベントの雰囲気をお伝えします。
1.イベントの概要
イベントのタイトル「ナポリ・ナイト」
日時:2023年9月24日(日)
開店 17:30 閉店 23:00
場所:広尾リストランテ「ラ・ビスボッチャ」全フロア
料理の提供
グランドメニューとイベントメニューからのアラカルト。9月のおすすめメニューはお休み
東京都心の気候: 気温(高)26.8度(低)19.4度 湿度67%
2.イベントメニュー
イベントのコンセプト
同年夏に、イタリア研修出張に行った社員は、ナポリの景色や料理に感動。その感動を自店でお客さまに伝えるために企画されたイベントです。
イベントメニューとして、シーフードを中心にしたナポリのソウルフードを11品用意しました。
ナポリのレストランのように、魚介の食材を見ながら料理を注文する設定を再現しました。
ナポリのソウルフード11品
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1、魚介の盛り合わせ
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2、ガンベロロッソ・クルード
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3、ムール貝の蒸し焼き 黒コショウ風味
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4、魚介のフリットミスト
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5、ムール貝とペコリーノチーズのリングイーネ
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6、カサゴとトマトのパッケリ
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7、トマトとリコッタチーズ入り揚げピザ
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8、カジキマグロの炭火焼き 香草のソース
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9、デリツィア・アル・リモーネ
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10、ババ
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11、メランザーネ・チョコラート
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イベントメニューを紹介する宣伝ビジュアル。イベントの店内でも印刷して配布された
3.店舗装飾
ナポリでは、ナポリ湾の明るく鮮やかなブルーが、象徴的なカラーとして、サッカーチームのユニフォームや、インテリアなどの装飾に使われています。
そんなカラーリングをイメージして、イベントの店舗装飾も明るく鮮やかなブルーをアクセントにして、ナポリらしい雰囲気を演出しました。
外観
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入口に展示された鮮やかなブルーのヴェスパ・プリマベーラは、発売50周年記念の限定色。ソムリエ・酒見喜亮が乗り入れた私物
フィッシュ・マーケット・コーナー
メインダイニングの炭火焼きグリル前に、フィッシュ・マーケットを模したコーナーを設置。
お客さまはホールスタッフとともに、こちらのコーナーを見ながらメニューを注文する。
ビスボッチャは大型店のため、魚介類の仕入れ量も多く、一堂に並べるとマーケットのように迫力がある。
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メイン・ダイニング炭火焼きグリル前に設置されたフィッシュ・マーケット・コーナー
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フィッシュ・マーケット・コーナー
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フィッシュ・マーケット・コーナー
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フィッシュ・マーケット・コーナー
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フィッシュ・マーケット・コーナー
客席
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メイン・ダイニング
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メイン・ダイニング
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テラス席
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テラス席
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サローネ
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サローネ
4.アメリカのロックバンド「エクストリーム」が「ナポリ・ナイト」に来店
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ビスボッチャの入口でお客さまやスタッフと記念撮影する「エクストリーム」のメンバー4人。前列左からパッド・バジャー(ベース)ヌーノ・ベッテンコート(ギター)ケヴィン・フィグェリド(ドラム)ゲイリー・シェローン(ヴォーカル)
「ナポリ・ナイト」には、アメリカのロックバンド「エクストリーム」が、来日公演の合間に、スタッフとともに来店されました。
各自フィッシュ・マーケット・コーナーを見てメニューを注文し、シーフード料理を楽しみました。
同じホールの別の席で、お客さまの誕生祝いのセレモニーがあり、イタリア人ホールスタッフのフランチェスコ・フィオレが、イタリア語でハッピーバースデーを歌い出しました。
すると、「エクストリーム」のメンバーから、いち早く「おい!ソロで歌っているぞ!」と歓声が上がり、ホールのお客さまがひとつになって、盛り上がりました。
昔ながらのアットホームなサービスを、気どらず、続けていることに、驚いたのかもしれません。
食後は、お客さまやビスボッチャのスタッフとの記念撮影に、気軽に応じてくれました。
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「エクストリーム」公式インスタグラムより。来日公演の告知
「エクストリーム」は、ギターのヌーノ・ベッテンコート(1966年生まれ)を中心に、アメリカで1985年に結成され、1989年にレコードデビューしました。
ヌーノは、クイーンやヴァン・ヘイレンなど、技巧派のロックから影響を受けたという。ヌーノのギターテクニックも卓越して、ギタープレイヤーにとっては、カリスマ的な存在です。
今回の来日公演は7年ぶりになります。また、15年ぶりのニューアルバムを発売したばかりのタイミングで、全公演は即完売になり、再追加公演が出るほどの人気でした。
その合間に立ち寄った「ナポリ・ナイト」は、実は、来日公演中2度目の来店でした。よほどお店が気に入ったのか、ビスボッチャの社員を東京公演最終日に招待する配慮もありました。
ビスボッチャの入口で記念撮影したメンバー4人の写真を見ると、当日は夏日にもかかわらず、全員ジャケットを着用しています。
プライベートでも、ロックスターとして見られることを意識し、レストランなどの社交場ではドレスアップする。欧米の紳士的な習慣を、ロックという自分たちのスタイルのなかで継承していることに好感が持てました。
メンバーと、コアなファン層の年齢は、すでに還暦近くなりました。
トレンドの移り変わりが早い、アメリカのショービジネス界で生き抜くには、創造力に加え、健全なイメージや謙虚な姿勢、地道なファンサービスも大切なのだと感じました。
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ビスボッチャ店内の壁面に書かれた「エクストリーム」メンバーのサイン。2012年来店時に書かれたサインの脇に、今年来店時の日付が書き足された
5.まとめ
ビスボッチャで食事をするときは、肉料理をメインにメニューを組み立てることが多いけれど、「ナポリ・ナイト」のようなシーフード特集があると、今回は魚にしてみよう、という気になり、目先が変わってよい。
イベントメニューは、社員のナポリ視察と、ナポリ出身のイタリア人ホールスタッフの協力で、ソウルフードを忠実に再現する本格クオリティーで、リアリティがありました。
なおかつ、手づくりの店舗装飾も、ナポリの異国情緒を高めました。
東京にいながら、時と場所を超える、不思議な体験の面白さは、「エクストリーム」のメンバーにも、伝わったのかもしれません。
監修:料理長 井上裕基 写真・文 ライター 織田城司
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